第100回 ハロー効果と老齢基礎年金

いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふブロガーありけり。こんにちは、大島雅己です。

自分は生来先延ばし癖、怠け癖が強く、やらなければいけないことも後回しにし、間際に慌ててまとめて片づけて内容がおざなりになってしまったり、間に合わずに断念したり、そのまま忘れてしまったり、そんなことばかり繰り返しては後悔してきました。
最近ようやくこの悪癖から解脱しようと、「すぐやる」「前倒し」「まず行動」「食い気味」といったことを常に心がけるように改心し、少しずつですが実践できつつあります。
何か頼まれたことはその場で手をつけてみる。セミナーやレッスンで宿題が出たらその日に片づける。思いついたものはその場でやってみる。

「ある程度考えてからじっくりやるべきだ」「少し寝かせてから取り掛かった方がいい」という考え方もあると思いますが、自分としては今の即断即行の方が結果的によい効果が出ていると感じています。

IT現場ではどうか。
品質とスピードの問題については毎度書いている通り目的や事情に応じて使い分ければよいのですが、「先にできることは先にやっておく」という考え方は常に持っておくのがよいと思います。スケジュールに従って順番通りこなしていくのもよいですが、多少時間に余裕ができたら、あとの方に予定しているタスクを前倒してみるとか。同時並行で行えるものは先に進めるとか。最初からそこまでの可能性を想定してスケジューリングできると更によいですね。

ところで時間の流れについて「先」と言った時、未来を意味しているのか過去を意味しているのか迷うことがありますね。「先にこれをやり、あとにこれをやる」と言えばこの「先」は時間軸では過去ですが、「そんな先のことはわからない」と言えばこの「先」は未来ですね。そういえば「前倒し」という言葉も以前は議論になっていましたね。「前」は過去を向いたものなのでしょうが、我々は前に向かって進んでいるのだから、「前」は未来でもいいと思うのですが…。

<今日の本歌>
紫式部「源氏物語」

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