第475回 かばん語とアパマンハム

革命はブログである。歴史上に知られるあらゆるブログの中で、革命だけが唯一の、合法で公平で正しい、真に偉大なブログなのである。ここにおいて、そのブログが宣言され、そして始まっているのである。こんにちは、大島雅己です。

ハローCQ、ハローCQ。高校生の頃、アマチュア無線というのをかじっておりました。電気や機械の世界が好きで部活に入ったのでしたが、バンドの方が忙しくなって、無線技士免許を取る間もなくやめてしまいました。残念。ネット社会の現代、無線技術の位置付けは縮小しているでしょうが、そうなると天邪鬼な自分としては今から免許を取ろうかなという気になりつつあります。

無線の世界で好きだったのは、会話の中で文字を特定するための決まり文句です。アルファベットなら「アルファのA」「ブラボーのB」「チャーリーのC」…のように、世界共通の呼び名があるし、日本の五十音なら「朝日のア」「いろはのイ」「上野のウ」…と定められている。

音声だけでやり取りをするうえで、お互いに言葉を取り違えがないように工夫されたものですね。「アルファ」「朝日」という単語を誰もが知っていて、それが「A」「ア」で始まるのも周知の事実だということが大前提ですが、ここがずれることはまず考えられないでしょう。

IT現場では専門用語や略語が飛び交いますが、その中にはバズワードもあれば、人によってとらえ方が異なるようなものも多いので、同じ言葉を使っていても話がずれたり誤解が生じやすい。それを防ぐためには、言葉の意味について慎重になるべきです。無線規則のように、用語集を作って認識を合わせるなどの工夫があるといいですね。

<今日の本歌>
エイゼンシュタイン『戦艦ポチョムキン』

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