第1256回 ゲルマニウムダイオードと茶会運動

居眠りばかりしてたらもう目が小さくなっちまった(RCサクセション『トランジスタ・ラジオ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

自宅にいる時はラジオをつけっぱなしです。ラジオでは音楽が頻繁に流れます。その大半は、いわゆる「売れてる曲」「売れそうな曲」です。同じ曲が何度もかかると、「この曲を売り出そうとしているのだな」と感じます。

売れるタイプの曲だけあって、耳心地のよいメロディーや印象的な歌詞などが耳に残ることが多いのですが、金銭や手間暇を犠牲にしてでも聴き直したいほどの魅力をもつものにはなかなか出会いません。一体その希少な価値とは何なのか。何をもってそのスイッチが入るのか。

ひとつ言えるのは、その曲に「売るためのあざとさ」が滲み出ているものには拒否反応が起こるということです。売ることが目的なのだからそれは当然なのでしょうが、それが露骨に見えると興醒めしてしまうのです。饒舌な営業マンの口車に乗せられているような気になって。

(A面へ)

<今日の一唱>
RCサクセション『トランジスタ・ラジオ』

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