第1205回 ソウル・サバイバーと費用便益分析

東京のお方もソレソレソレソレ(三波春夫『おまんた囃子』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

何を大事にしたいのか、何を大事にすべきなのかを常に意識するのは大事なことで、問題にぶつかったときにすぐ的確に優先順位を決められることにもつながるはずだと思いますが、よく喧伝される「○○ファースト」にはどうにも賛同できません。この言い方は「とにかくこの一択、これだけが大事であって他のものは全て不要だから配慮しない」と聞こえてしまうのです。

一択にするのならば自分の命に行き着くしかなく、誰もが「命ファースト」を謳って、自分を守るためには何をしてもよい状態に陥ってしまう。自分の国さえよければ他国がどうなろうと構わない。自分がいる地域の人々が幸せならそれ以外の国民のことはどうでもよい。それが理想的な考え方であるわけがありません。

(A面へ)

<今日の一唱>
三波春夫『おまんた囃子』

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