第1164回 コノハウオと火須勢理命

こんな日はあの人のマネをして煙たそうな顔をして煙草を吸うわ(小坂恭子『想い出まくら』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

秀逸なモノマネには感動がある。モノとモノが似ていることには芸術性を感じる。なぜでしょうね。人間の顔はパターン化してしまえばみな同じなのだから似るのは当然とも思えるのですが、とはいえ人の姿かたちは十人十色それぞれ特徴があって完全に同じものは二つとない、これも真実なのでしょう。

この「ほとんど同じだが全く異なる」ものが蠢く世界の中で、これは似ているあれは似ていないと評価し合っている状態は何とも奇妙で不思議な気がします。

姿かたちばかりでなく、内面や行動や生き様などに関するモノマネももっと盛り上がるべきで、声帯や形態にとどまらず、思想模写、活動模写、人生模写などに発展すると面白そうなのに、と思いつつ具体的な方法を模索しています。

(A面へ)

<今日の一唱>
小坂恭子『想い出まくら』

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