第871回 トリプルアルファ反応とウェイソン選択課題
ブンログン・ソロ、果てしなき清き流れに今日も祈らん。夢多き幸の日たたへ共に歌はん。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
都市は文明の産物であり自然と相反するものだとするならば人間は自然を破壊してきたことになるのでせうか。山野を切り拓いて農地や宅地にし、土砂をアスファルトで埋め、コンクリートで固め、排気と廃水を垂れ流し、プラスチックを撒き散らしてきたことを考へれば、破壊以外のなにものでもないやうに思へます。
しかしさらに深く考へてみるに、人間そのものだつて自然の中から生まれたものであるのだから、人間の生み出すものは結局自然が生み出したものと言へるのではないか。また、人間などいなくても自然は核反応や火山活動によつてとてつもない破壊作用を起こすのであるから、人間を特別に悪者扱いしなくてもよいのではないか。少なくとも、自然イコールすばらしいもの、人間イコール悪いもの、といふ思ひ込みに囚われることはないと思ふのであります。
IT現場でも変な固定観念に囚われて道を誤ることがよく起こります。バズワードなどもその例の一つです。〇〇は△△に決まつてゐる、と断定する前に、はて本当にさうなのかしらと疑つてみるべし。
<今日の本歌>
南国歌謡『ブンガワン・ソロ』