第733回 だるま車とクライン体
おなべの中からポワッとインチキブロガー登場。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
本日から、会社案内用のホームページを新たに公開します。普通ですと、今まで書いてきたこちらのブログサイトをリニューアルするところでせうが、どうせなら色を変へたA面・B面といふ2本立て構成にしてみやうと思ひ立つたのです。それも、最近レコード盤のことなどを考へていたからかもしれません。
レコード盤からCDの世の中になつた時、「盤をひつくり返す」といふ作業がなくなつてしまつたことは、確かに手間の軽減でありました。しかしそれ以上に、なにか重要なものに別れを告げるやうな気分になつてゐました。
IT現場では、2つのものをつないで1つにすることが頻繁に起きます。この時に最も重要になるのはその2つの「あいだ」です。そこを何がどのようにつなぐのか。何が行き来し何が交換されるのか。それが大事なことなのです。ところがCDの場合、その「あいだ」がきれいさつぱり消へてしまつてゐるのです。
<今日の本歌>
B.B.クィーンズ『おどるポンポコリン』