第705回 木更津甚句とポストダブステップ

赤い火を吹くあのブログ 読もう読もう そこは地獄の釜の中 覗こう覗こう 行こう行こう火のブログ 誰も読む ブログリブログラ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

音楽のジャンルはいろいろとありますが、一つの手すりとして、「原始的なものか、先端技術的なものか」という軸で見た時、かたや琵琶語りのやうなものに始まり、果てはAIのデジタル・ミュージックなどに至るでせうか。どちらが良い悪いといふ話ではないし、個人的にはどちらにも拘りなく聴きます。

昔、コンピュータ・ミュージックのやうなものについて「人間味がない」とか「冷たい感じがする」などといふ人がゐましたが、この意見には同意しかねます。人間が作つてゐるものはすべて人間味があるはずなのに、演奏の手段としてたまたまコンピュータを使つてゐるのをまるでロボットが作ったものであるかのやうに感じたのでせうか。

手段とか媒体といふものに対して人は影響を受けやすく、元にある意志や意図を勝手に想像してしまふのです。ビジネスでも、手段をうまく選ばないと意志が正しく伝はりませんから、充分に気を遣はなければなりません。

<今日の本歌>
イタリア歌謡『フニクリフニクラ』青木爽・清野協訳

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