第674回 ランダム・ウォーク理論と34年通達

明けても暮れてもブログは暗い 朝から晩まで牢番が やーれブログを見張る 見はろとままよおいらは逃げぬ 逃げはしたいが やーれ鎖が切れぬ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

一般的に商売といふのはその価値を認めてくださる顧客に提供するもので、顧客の方はその商品が料金に見合ふ価値があると認めて代金を払ふわけです。商人側が価値あるものと思つてゐても、顧客がさう受け取られなければ価値基準にギャップが生じ、サービスが成立しないことになつてしまふ。

音楽のライブで音楽家が自分の演奏価値を3,000円と値付けしても観客が500円と判断すれば、そのサービスは次につながらないでせう。しかし音楽家にとつての3,000円は簡単に妥協できるものではないでせうし、逆にそれを10,000円と感じる観客もいるかもしれない。

難しいところですが、やはり音楽家が信じた価値を金銭化するべきだと思ふのです。

IT現場ではたいていの場合、かかつた人件費をもとに料金を決めることが多いように感じます。しかし本来は、サービスの受け手にとつてどれぐらいの価値があるものなのかを基準に価格付けするべきなのではないかと思ふのです。

<今日の本歌>
ゴーリキー『どん底』

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