第612回 A113とボラティリティ
私に割り当てわれたブログをどう書きだしたらよいのか、ほんとうに困ってしまいます。だって私が利口でないことは自分でも知っているのですから。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
遊び半分というと人聞きが悪いけれど、遊び心は忘れたことはありません。いや、むしろ遊び心の方が先立って頭に浮かんでしまうことの方が多い気がします。
楽譜を演奏する時も、譜面通りにカッチリ弾くのではなく、ほんの少しだけ崩してみるとか。アドリブソロであればお客さんが好きそうな曲のフレーズを一瞬だけ入れてみるとか。
マンガなどでも、他作品のキャラクターが突然出て来たりすると妙に嬉しくなるもので、生真面目な人はこういうものを好まないかもしれませんが、こういうものはハンドルの遊びと同じで、精神を潤滑に動かすためには必要なものだと思っております(もちろん正統なルールがあってこその遊びなので、そこを履き違えないことが前提です)。
ビジネスにおいてのITは徹底したクオリティが追求されることが多いですが、常に杓子定規でないといけないと言われると息が詰まってしまいます。要件の中にも、絶対に外してはいけない部分と、8割ぐらいの出来でもよい部分、あまり精度を求めなくてもよい部分など、緩急がつけられるものです。最初から全てが100点でなければならないかどうか、見直してみるとよいかもしれません。
<今日の本歌>
チャールズ・ディケンズ『荒涼館』