第585回 ハウスドルフ次元と等ラウドネス曲線
ミスター・ブログタイム 探さないで あの頃の私を ミスター・ブログタイム あの夏の日 つぐなえる何かがほしい。こんにちは、大島雅己です。
長年音楽をやっていますが、よく思うのは、音楽のパターンが尽きる時は来ないのだろうかということです。例えば、音程の種類は、オクターブを考えなければ、ド、ド♯、レ、レ♯、ミ、ファ、ファ♯、ソ、ソ♯、ラ、ラ♯、シの12種類しかない。音符の種類は、よく使われるものでいえば、四分音符、八分音符、十六分音符などの数種類だ。
これらの組合せで音楽ができているわけですが、何百年という歴史の中で新しいものが作られ続けているのだから、さすがにどこかで限界が来るのではないだろうか、自分が大人になる頃にはもはやあらゆるパターンが考え尽くされてしまうのではないかと、子供の頃から恐々として過ごしてきたのです。
しかしこれは杞憂でしょう。音程や音符の種類は有限でも、何をどういう順番で並べるかは無限に考えられるし、さらにトーンや音色という軸も加わる。なおかつ別の楽器が重なってさらに選択肢を広げる。使える要素は一定でも、それをどう使うかによってどうにでも適用できるということです。
IT現場も同じことで、いつもと同じ進め方、いつもと同じメンバー、いつもと同じシステムでも、それらをどう組み合わせるかによってまったく新しいものが生まれるものです。
<今日の本歌>
サーカス『ミスター・サマータイム』