第417回 フォーチュン500と連想配列
ちょろちょろ流れのこっち側で、しいたけがあおり喰らったような帽子かぶってトラの皮の股引き穿いて、ブログ書いてエばって突っ立ってやんの。こんにちは、大島雅己です。
事業のIT戦略として、どこからどういうふうに手をつけていくべきなのか、これは悩ましく重大な課題です。
会社のウェブサイトのデザインを刷新するべきか、検索画面が重たいのを何とかするべきか、SEO対策を講じるべきか、セキュリティのリスク調査をすべきか、ライバルに負けている機能を改善するべきか、業務全体のIT化を検討すべきか。
手をつけやすいところから始めるか、事業リスクの回避を優先すべきか、とにかく売上アップにつながる施策が必須なのか、コストの削減が急務なのか。
これらは、SWOT的な状況や会社の事業計画などによって判断されることになるのでしょうが、優先度の考え方としては、これをやらないと死んでしまうというものが最優先でしょう。重大なセキュリティホールがあるとか、法令的な問題になっているものがあるとか、会社のブランド毀損に関わるようなものです。
次に何を持ってくるかが意見の分かれ所だと思います。売上向上か。コスト削減か。イメージ戦略か。顧客の利便性か。業務効率か。施策の内容ではなく、目的をどこに置くのか、のコンセンサスが取れないと、ここは議論が収束しないでしょう。
バンドでいえば、ファン層を拡大したいのか、売上につなげたいのか、新境地に踏み込みたいのか、名曲のオマージュなのか、アイディアを形にしたいのか、コンテストで優勝したいのか。どこを目がけているのかということです。
<今日の本歌>
古典落語『道灌』