第387回 コリジョンコース現象と神明裁判

花の下蔭に遊びそめなれていきやす忘れゆがブログの名残り。こんにちは、大島雅己です。

会社のIT部門にいる時よく悩んだのは「人はなぜやたらと対立するのか」ということでした。営業部と企画部が対立し、企画部とIT部が対立し、IT部と開発ベンダーが対立する。IT部の中でも、開発チームと運用チームが対立する。皆それぞれ、自分の立場を優先しようとして利害が衝突してしまうのです。

しかし考えてみれば会社組織に限らず、国家も、自治体も、政党も、企業も、教団も、同類他者との対立を繰り返していて、もはやそれは当たり前になっていますね。個人間でもそうです。親子も夫婦も兄弟も、意見が食い違えば対立が起こる。

人の考えはそれぞれ違うのだから対立するのは当たり前、と言われてしまえばそれまでなのですが、いがみ合いや罵り合いではなく、平和的な、友好的な、建設的な方向に進み合う構図ができないものかと、いつも考えています。たとえば太陽と月のように。山と川のように。松下幸之助氏もそう言ってますよね。

バンドにもメンバーの対立は当然つきもので、たいていの場合はそれが原因で人が入れ替わったり解散してますよね。ストーンズは結成56年ですが、その間にけっこうイザコザがありました。メンバーが変わらないまま何十年も活動し続けるバンドは希少ですよね。私が知っているのはアルフィーぐらいです。

<今日の本歌>
池上永一『テンペスト』

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