第309回 チューリングマシンと心裡留保
私にはわからない、あなたが何故ガラスのブログへと向かうのか。パソコンのキーを両手でたたけば別れのベルが鳴る。こんにちは、大島雅己です。
企業の情報システム部門が遭遇しがちなトラブルの一因が、「いつもと違うことをしたため」です。イレギュラーなことです。通常は扱わないデータを処理したり、いつもと処理の順番を変えたり、普段と違う時間に動かしたり、初めて週末に稼働させたり、今までと違う業者に処理を依頼したとか、システムにまつわる何かを変えてしまったとき、思わぬ落とし穴が発覚しがちです。事前にテストできなかったパターンに陥ってしまったり、もともと想定していなかったケースが発生してしまうのです。
だからテストの時にできるだけいろいろなパターンを試しておくべきなのですが、それでもすべてのケースを確認するのが難しい場合もあります。そういう時はなるべく、勝手を知らない第三者の人にもテストに参加してもらうと、関係者が気づかなかった行動パターンを発揮してくれたりするものです。
音楽を演奏する場合も、仲間内や知り合いだけに聞いてもらっても客観的な感想は出にくいでしょうから、評価をしてもらうには第三者に聞いてもらうのがよさそうです。
<今日の本歌>
近藤真彦『ブルージーンズメモリー』