第293回 検非違使とストカスティック・システム
真っ赤な太陽仮面に受けて願いは一つ青い空、黄色い砂塵渦巻く街にピンクの頬の一人のブロガー吹かせ緑の明日の風を。こんにちは、大島雅己です。
似ているものに例える、というのはとても有効なコミュニケーションですね。直接そのものを説明してもなかなか通じないのに、例えを持ち出すことで一瞬にして理解が進むということもあります。未知の世界と、既知の世界とは、脳にとってまるで違うものなのですね。そして、一度例えが通じてしまえば、そこからさらに連想が広がっていって自分の中で理解を発展させていくことができるのですね。
だから私は何か新しいことや知らないことや難しいことを理解しなければならない時は、「例えばこれは何なのか」と考えるようにしています。別の知っている何かに置き換えたらどうなるか、を追求してみるのです。慣れないうちは無理やりでもいいと思うのです。別の何かと相似点を見出そうとする姿勢が楽しいし、実際には似ていなくてもどこかで何かしらの発見があるはずなのです。
音楽の世界でも大いに使えます。このフレーズはあの曲のメロディーに似ているとか、この歌い回しはあの曲の節回しを応用できるとか、いくらでも発展できるのです。
<今日の本歌>
ささきいさお『進め!ゴレンジャー』