2020-06-12 / 最終更新日時 : 2020-06-12 wpmaster 構造 第1164回 コノハウオと火須勢理命 こんな日はあの人のマネをして煙たそうな顔をして煙草を吸うわ(小坂恭子『想い出まくら』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 秀逸なモノマネには感動がある。モノとモノが似ていることには芸術性を感じる。なぜでしょう […]
2020-06-09 / 最終更新日時 : 2020-06-09 wpmaster 構造 第1161回 クロロエチレンと内有毛細胞 敷居越しでは話がでけん、もそっとこれへ出い(落語『宿屋仇』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 レコード盤で音楽を聴くのを極上の楽しみとしております。塩化ヴィニール樹脂に刻まれた痕から時空を超えて音楽が再現さ […]
2020-06-08 / 最終更新日時 : 2020-06-08 wpmaster 構造 第1160回 インゼルベルクと無何有郷 お山の向こうに人なんか住んでるわけないじゃん(山下和美『ランド』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 山とは単なる地面の盛り上がりではない。山は平原の端を意味する。「こちら」と「あちら」を分ける。「向こう」を […]
2020-06-07 / 最終更新日時 : 2020-06-07 wpmaster 構造 第1159回 筆頭菜とプレコストムス ついてくりゃるな八幡鐘よ、可愛いお人の目をさます(清元『三社祭』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 人と人がツき合えば、ぴたりとツいて味方にツいて、心に相手の跡がツき、互いの行動は目にツく。遠路を越えて相手 […]
2020-06-06 / 最終更新日時 : 2020-06-06 wpmaster 構造 第1158回 度量衡とエポキシレジン 誰もがスプーン一杯のことで争っているんだ。あのスプーンの(ウィリー・デクスン『スプーンフル』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 大匙一杯は液体15ミリリットルの体積に相当します。食塩だと約18グラムです。米 […]
2020-06-04 / 最終更新日時 : 2020-06-04 wpmaster 構造 第1156回 ペトロフ事件と存在論的ニヒリズム 有る時は蟻が有り、無い時は梨も無し(出典不明)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「ある」は動詞で「ない」は形容詞といいますが、どちらも状態を表す相対する言葉なのに働きが違うのは何故でしょう。それはともかく、 […]
2020-06-03 / 最終更新日時 : 2020-06-03 wpmaster 構造 第1155回 人馬宮とオーバーロード 私は用を前に当て、あとからつうっと先へ行く者でござる(狂言『松楪』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 宅配荷物の段ボール箱に、開封用のミシン目が入っていることがありますが、その下につうっと矢印が並んでいると […]
2020-06-02 / 最終更新日時 : 2020-06-02 wpmaster 構造 第1154回 同形三復とΑΩ つぎつぎと生産することばかりに熱心で、あとしまつに頭を使うのは、だれもがいやがっていたのだ(星新一『おーい でてこーい』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 しまつとは始末、始点と結末であり、すなわち首尾、始 […]
2020-06-01 / 最終更新日時 : 2020-06-01 wpmaster 構造 第1153回 五位百法とアッブタスッタ 人は皆、有用の用を知るも、無用の用を知ること莫きなり(『荘子』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 無用であっても不用とはいえない。非常であっても無常にはあたらない。無言なのに不言ではない。未完成だけれど不完 […]
2020-05-30 / 最終更新日時 : 2020-05-30 wpmaster 構造 第1151回 ウェヌスのえくぼとジョルダン曲線 ビヤホール背後に人の増えきたり(八木林之助)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 背中の背の古形は「そ」だそうで、これは「そと」から来ているとのこと。「せ」「そ」「と」「そと」「そとも」は自分とは反対に向かうも […]