2020-08-24 / 最終更新日時 : 2020-08-24 wpmaster 構造 第1237回 エピステモロジーと阪急マルーン 緑のインクで手紙を書けば(梓みちよ『メランコリー』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「茶色」とか「水色」とか「桃色」などは、モノの名前をそのまま色の表現に応用した呼び方だけれど、「赤」「白」「黒」「青」こ […]
2020-08-22 / 最終更新日時 : 2020-08-22 wpmaster 構造 第1235回 ミオトームと等ラウドネス曲線 くちなしの香の間近なるピアノかな(中村汀女)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 ピアノは指で鍵盤を押すもの、だと思っているうちはピアノを弾きこなすことはできない、と痛感させられる日々です。指はただ鍵盤の上を滑 […]
2020-08-19 / 最終更新日時 : 2020-08-19 wpmaster 構造 第1232回 トレモー・アルゴリズムと式根島 屈折は一見迷路蜷の道(香西照雄)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 昔読んだ漫画『レース鳩0777』に、迷路の攻略法が書いてあったのを今でも思い出します。片手で常に壁を触りながら進めば必ずゴールにたどり着く、 […]
2020-08-18 / 最終更新日時 : 2020-08-18 wpmaster 構造 第1231回 コーパスリストと遠隔調 先生馬鹿。……馬鹿しいですよ(井上ひさし『国語事件殺人辞典』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 2つの名詞を並べた言葉はたくさんあるが、並んだ言葉同士の関係性にはいくつかのパターンがあります。 「人間誕生」 […]
2020-08-17 / 最終更新日時 : 2020-08-17 wpmaster 構造 第1230回 マトリョーシカと隠蔽擬態 ドンドンはドンドコの父なり(筒井康隆『バブリング創世記』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「構造は容れ物と中身から成る」と、ことあるごとに言っているのですが、容れ物といってもわかりやすい器ばかりではありま […]
2020-08-16 / 最終更新日時 : 2020-08-16 wpmaster 構造 第1229回 エンティティ定義とバガトル 野に咲く花の名前は知らない。だけど野に咲く花が好き(ザ・フォーク・クルセダーズ『戦争は知らない』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 名前なんてどうでもよくて中身が大事なんだと思うこともあれば、名前こそが中身 […]
2020-08-11 / 最終更新日時 : 2020-08-11 wpmaster 構造 第1224回 マイプレートと好転反応 否、否、十倍二十倍増して賠償もたらすも、否、否、更におほいなる約を爲すとも肯はず(ホメーロス『イーリアス』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 性格がやや天邪鬼なので、ベストセラーとか話題のタレントとか売れて […]
2020-08-08 / 最終更新日時 : 2020-08-08 wpmaster 構造 第1221回 ルクスリークスと駅前茶釜 いいからその切符が入ってる箱を開けろよ(立川志の輔『みどりの窓口』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 隠し事を持つ疑いのある甲に対して、「お前の秘密を知っているぞ」と乙が迫る時、どちらの立場が有利か。本当に […]
2020-08-04 / 最終更新日時 : 2020-08-04 wpmaster 構造 第1217回 ベンハムの独楽と一切皆空 アルコールの川をゆっくり渡る長ぐつのリズム、心で酔いましょう(エゴラッピン『色彩のブルース』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 引き続き色の話です。「黒ずむ」と言うけれど「白ずむ」とは聞かない。「白ける」は […]
2020-08-03 / 最終更新日時 : 2020-08-03 wpmaster 構造 第1216回 マンセルシステムと神話類型 日本の平和を守るため暗黒魔人をやっつけろ(串田アキラ『風よ光よ』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。 「黒い」「暗い」「暮れ」は、みな同じ語源の流れを持つらしいのですが、どれがどれの元になっているのかよくわか […]