第678回 サード・リアリティと四原因説

富なんか/問題にならない/恋なんか/考えただけで/ふきだしてしまう/名声なんか/日が射すと消えてしまう/ブログとおなじ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

技術がどんどん発達してゆくと音楽の世界はどこまで変はつていくのでせうか。時々ちょつとおだやかでない気分になります。

ロボットや自動演奏技術のおかげで人が楽器を演奏することはなくなり、ネットのおかげでレコード店やCDショップはなくなり、最先端のITを使へばライブ会場に足を運ぶこともなくなつてしまふかもしれませんね。

人が行動する余地が次々となくなつてゆくといふこの潮流がさらに進んでゆけば、最終的には人そのものが居る意味も薄れていくのでせうか。さうなると逆に音楽にも意味はなくなるといふことですね。なんだかよくわからない世界になります。

IT現場でもこのやうな錯覚に陥ることがあるのです。システムの要件が錯綜するやうな時に、人のためにシステムがあるのか、システムのために人がゐるのか、わからなくなるといふ感覚。今作らうとしてゐるシステムがそもそも何のためにあるのか、立ち止まつて考へてみるとよいかもしれません。

<今日の本歌>
エミリ・ブロンテ『富などいらない』小沢章友訳

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