第538回 タブラチュアと護送船団

そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さま、お言葉無理とは思わねど、そも逢いかかる初めより、末の末まで言い交わし、互いに胸を明かしあい、何の遠慮も内証の、世話しられても恩に被ぬ、ほんのブロガーと思うもの。こんにちは、大島雅己です。

バンドでサックスを吹いていると、曲によって吹き易さが異なることに気づきます。これは単に譜面ヅラとして難しいということではなく、「やりにくい譜面」というものが存在するのです。例えば、キー(調)や、コード進行や、リズムパターンというものが、馴染みのないものである場合。

演奏上ものすごくやりにくい構成になっていたりすると、この曲を作った人は楽器のことを何も考えていないんだろうな、と、非常に残念な気持ちになります。

作曲者側の論理からすると、優先すべきなのは、視聴者に受けることであり、歌い手が発声しやすいことであり、バンドマンにとって演奏しやすいかどうかなど気にしていないでしょうが、もし全ての関係者を幸せにしようと考えるとしたらそこまで観点に入れるべきじゃろう、と独り言ちたい気分です。

IT現場でも似たようなことがあります。プロジェクトリーダーは全てのステークホルダーの幸せを実現すべきですが、果たして、どこまで目を向けられるか。プロジェクト内部のメンバーだけが満足しても意味はなく、むしろその外側にこそ多くの関係者がいるはずです。

<今日の本歌>
浄瑠璃『近頃河原の達引』

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