第1625回 ゴシックと夷狄戎蛮
秋の夜に氷を減らすハイボール。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
映画『グリンゴ/最強の悪運男』を観ました。グリンゴタイトルは手塚治虫氏の作品にもありましたが、スペイン系の言葉で、英国人や英国系米国人に対する蔑称だそうです。こういうものを観るたびに人種の問題を考えさせられるのですが、こういった問題は世界に目を向けずとも到るところでぶつかります。
人は系列、派閥、グループ、チーム、団、党、族、群、組、軍、連、こういったものが好きで、それにとらわれ、左右され、頼り、流されるものなのです。当然そこには大きなメリットがあるからでしょうが、同じぐらいデメリットもあるようです。派閥を結成し切磋琢磨し合うことで全体が底上げされていくことが理想ですが、たいていはそうならずに衝突し相克し排他に走ってしまうことでしょう。
もうそろそろ人類は建設的な団体競技の方法を修得しなければならないはずです。
<今日の一唱>
映画『グリンゴ/最強の悪運男』