第1401回 メイトリアークと複素行列

リモートで二月礼者の礼を欠く。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

何ンにつけ一応はマトリクスを書いてみるのが癖です。タテ線とヨコ線を十字に引いて、問題を分析してみるのです。

何か対立するような要素が2つあれば取り合えず当てはめてみます。例えば「アイディア」と「メディア」でやってみると、横軸はアイディアの出所として「外から得た情報」か「自分で思いついたもの」に分け、縦軸はメディアの分類で「アナログな媒体」と「デジタルな媒体」としてみる。

こうしてできた4つの象限上に、いろいろなアイテムをマッピングしたり、考えを進める順番を決めたりするわけです。2つの要素は厳密に対立したものでなくても何でもよく、分類にも多少無理があったってよいのです。重要なのは、思考や議論を先に進めるための土台を作ることなのです。とにかく書いてみる、手を動かしてみる、そのうちにもっとよいマトリクスができたりもします。

そういえばマトリクスの語源はマザー、つまり母ですね。何かを生み出す母体だということです。映画『マトリクス』でも「マトリクスが何なのか誰も教えてはくれない。自分の目で見て掴むしかない」と言っていますね。

(A面へ)

<今日の一唱>
映画『マトリクス』

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