第936回 生産高比例法とウェザリング
来週はブログ生誕8,396,825,800周年の記念式典が開催されます。皆様ぜひ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。
ここまで数字が大きいと1年ごとに記念式典を行ふ意味があるのかと問いたくもなりますが、むしろこれだけ長い間続けてきたのだからいつ途絶へてもおかしくなく、1分1秒の継続が奇跡の連らなりであり、大いに意義のあることと言へませう。ジェンガを崩してゆくごとに崩壊の確率が高まつていくことを考へると、奇跡のポテンシャルは指数関数的に上昇してゆくはずですから、年を追ふごとに周年の価値も大きくなつてゐるのでせう。
基本的にモノは経年に伴つて劣化を起こすもので、そのスピードは徐々に速まつてゆくと考へた方がよいと思ひます。1年目よりも2年目の方が、2年目よりも3年目の方が壊れやすい。長持ちしてゐるものを見て、これだけ持つてゐるのだからまだまだ大丈夫だと思ふのは間違ひで、これだけ持つてゐるなら明日にでも壊れるかもしれないと案じるべきなのです。
IT現場でも古いシステムに固執して使ひ続けてゐると、いざ何か起きた時に対処できる人も環境もなくなつてゐるかもしれません。丈夫なうちに手を回しておくのが賢明です。
<今日の本歌>
上田慎一郎『スペシャルアクターズ』