第829回 伝馬制とパルス幅変調

前ニ不見古人ヲ、後ニ不見來者ヲ。念ヒ博客之悠悠タルヲ、獨リ愴然トシテ而涕下ル。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

前任者には会へない、後任者とも接点がない。悠々たる世界に自分一人だけ、となると悲愴感に打ちひしがれるでせう。人も物も時もカネも移り変はつて入れ替はります。わかつていることなのに、いざ現実になると悲しみに襲はれる。

だからといつてそれを止める意味はないし止めてはならないし止めたくても止まるものではありません。であれば日頃からあらゆるものが一時的なものなのだと腹を括つて泰然として過ごすべきなのかもしれませんが、そこまで達観できるわけでもない。

しかし少なくとも前世代の意志を受け取り、それを大事に育て、やがて後進に引き継ぐ、このバトンリレーを全うすること、それが自分の使命だといふことは忘れないやうにしたい。IT現場のプロジェクトでも昨今はスピード優先の風潮が益々強まり、このことが忘れられがちです。

(A面へ)

<今日の本歌>
陳子昴『登幽州臺歌』

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