第690回 貪欲法とフィラデルフィア万博

古いこのブログでたくさん書いたから古い思い出はボヤけてきたらしい。んにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

ピアノがうまく弾けないといふ悩みを解消する方法、それはコツコツ練習することです。いはずもがなでありますが、コツコツやつてゐる時間がないとか譜面が読めないとかそもそも弾くのが面倒臭くて嫌だなどと不満を持つ人がいたらどうでせう。

よしなんとか解消してあげやうと考へ、例へば鍵盤にドレミの振り仮名を書いたシールを貼るとか、どこを弾けばよいか鍵盤が光つて教えてくれる仕掛けをつくるとか、ロボットが人の指を持つて動かしてくれるとか、AIに曲名だけ告げれば自動で鳴らしてくれるとか、もはやかうなるとピアノ弾けなくてもいいぢやんといふ話ですね。そもそもの不が何だつたのか、どうなることが解決につながるのか、これを取り違えるととんでもない方に行つてしまふということです。

ビジネスはお客さんの不を解消することが使命ですが、何に対するどのやうな不なのか、どうすることが最適な解なのか、とことん掘り下げて考へるべきであつて、表面的な見方をしてゐると真逆の結果を産むかもしれません。

<今日の本歌>
越路吹雪『ろくでなし』

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