第662回 パノプティコンと価値自由

我がなすブログの吉日と、我がなすブログの吉日と、門出を祝ふめでたさよ、めでたさよ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

楽団といふものもひとつの組織でありますからそこには組織としての運営が存在するわけですが、企業などと同じやうにその形態はさまざまです。

オーケストラなどは指揮者が絶対的な権力を持つているやうに見えて、実際には楽団側が指揮者を雇つてゐる以上、組織の指揮系統と演奏のそれは逆といふことになるでせうか。いや、このボーダーレス時代の今、もうそんな考へも古いのかもしれません。

マイルス・デイビスのやうなカリスマがすべてを仕切るスタイルはバンドならば成功するとしても会社組織ではどうでせう。実際にそのやうな経営体制で成功してゐる企業ははたしてどれぐらいあるものなのか。

ビジネス現場で理想の組織といへば、フラットであるとか、風通しがよいとか、目的に向けて団結してゐる、などがあがりさうですが、いずれにしても組織であるからにはどこに向かふのかといふ目的があるはずです。それを踏まへた上で、どうやつてそこへ到達するかといふ方法が共有できてゐることが最低限の条件ではなからうかと思ひます。

<今日の本歌>
狂言『栗隅神明』

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