第643回 デュナーミクと鏡像体過剰率

二人は人並に暮らそうとして お手頃の家を借りようとする たちまちのうちに3日目の夜 ブロガーに尻尾を捕まれる けむに巻かれてぐるぐるぐる。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

ピアノ・ソナタの気に入つた曲を見つけて、譜面を探して手に入れる。をずをずとピアノに向かひ自分の手で弾いてみる。長い苦労を経て何とか譜面を追へるやうになつても、音楽的には全くものをなしていません。平面的になぞつただけの状態です。

そこに生命を吹き込むためには音楽を立たせる必要があります。立体にするのです。それにはダイナミクスすなはち強弱を工夫したり、音色に変化をつけたり、フレージングに対比をかけるなど、動的なベクトルをかますわけです。

ただただ時間的な横方向の流れに身を任せるのでなく、別の次元から音楽を編集し直すやうなものです。機械の自動演奏にはこれがないのです。

IT現場でも同様に、ものを一方向だけから見てゐては発展はありません。どのやうな補助線を引けばよいか、それによつて対象のどんな側面が浮かび上がるか、いつも考へるべきです。

<今日の本歌>
アーサー・ペン『俺たちに明日はない』

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