第178回 キルケゴールと並行性制御

息をしているふり、脈のあるふり、鏡に映るふり、ブログを書くふり…それくらいできる、やってみせるよ。こんにちは、大島雅己です。

新しいことを学ぶ。新しい技術を習得する。新しい仕事を覚える。新しい所作を身につける。
こういった「新しごと」に向かうとき、不安もあるし期待もあるしで、まさに動悸動悸沸く沸く、です。
もっというと、新しい本を手にする。新しい家具を買う。部屋の様子が変わる。住む場所が変わる。職場が変わる。新しい人と出会う。こういう環境の変化でも同じことです。

新しいことに出くわすと、何かイヤなことがあるんじゃないかという懸念と、面白いことがあるかもしれないという思惑が同時に沸き起こるものです。これが1対1でない場合、悲観に陥ったり楽観に逃げ込んだりしますが、IT現場の場合は意識してバランスを取った方がいいですね。いつ何が起こるか常にフラットな視点で臨むべきだと思います。焦らず弛まず怠らず。

ピアノのレッスンで1曲マスターして新しい課題曲が出ると、1曲仕上がった安心感も手伝って心はラムネ色ですが、いざ新曲の練習に取り掛かればあっさりと不安感で黒く塗りつぶされてしまうのです。ダメですね。

<今日の本歌>
萩尾望都「ポーの一族」

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