第1593回 ア・プリオリと膝蓋腱反射

ビール瓶栓開ける音忍ばれり。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

このブログは毎日遅くとも午前中にはアップしていますが、やめたいとかしんどいとかさぼろう等と思ったことはないのです。これは不思議でも殊勝でも見事でもなんでもなく、習慣になっていることをおこなっているだけで、辛くもないし面倒でもありません。掃除や歯磨きや晩酌などと全く同じで、やるのが当たり前のことであって、むしろやらないと落ちつかない、違和感を覚えるまで常態化しているものなのです。

勉強でも仕事でも修業でも、このように習慣として体に染み込んでしまえば続けることが常識となり自然であり快楽となるはずで、そうなれば恐れることなどなくなるような気がするのです。

そういえばエミール・ゾラの『居酒屋』で主人公のジェルヴェーズは放埓な生活を続けた結果やがてそれが習慣に変わり「飲み食いのように決まりきったものになった」といいます。

(A面へ)

<今日の一唱>
ゾラ『居酒屋』古賀照一訳

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