第1572回 コーシェルと最少養分律

ふじびたいビール色した汗しずく。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

朝食に求める要件は、まず「できるだけ美味しいこと」、また、「できるだけ早く作れること」、そして「できるだけコストがかからないこと」で、つまりこれぞ往年の某牛丼屋のキャッチフレーズに匹敵する「早い・安い・うまい」です。あるいはプロジェクト管理の三要素である品質・コスト・納期すなわちQCDと考えてもよい。

しかしこの3つだけだと決定的に足りないものがあります。それは「できるだけ体によいこと」です。どんなに美味しく、どんなに手軽で、どんなに安かろうと、体に毒であれば論外ですし、そもそも栄養がなければ食事として最低限の条件を満たしていません。

QCDが完璧だからといって正解とは限らないということであり、また、QCDにとらわれていると本当に大事なことを見落とす危険性もあるということなのです。

そういえば新約聖書の「最後の晩餐」などに、無発酵パンというものが出てきますが、あれは発酵させる時間がないから酵母を入れずに作ったとか。はたして味はどうだったのでしょう。そして健康上の効能は。

(A面へ)

<今日の一唱>
『新約聖書』マルコによる福音書

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