第1472回 コンセプチュアリティとX線問題

スーパーの茄子イモ南瓜大移動。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

IT業界に長年関わってきた経験から、システム関係のトラブルを大きく2面から考えてみると、「技術」か「人」か、この分類がしっくりきます。前者は、コンピュータや先端技術の知識や扱いに関連するもので、トラブルに対応するためにはITスキルや熟練が求められます。後者は、操作とかコミュニケーションに関するもので、こちらはやるべきことを遂行する意志や、情報を正しく人に伝える力が要求されます。

システムのトラブルといえば前者の方が重要だと思われそうですが、トラブルの原因を調べていくとほとんどのケースは後者に根差しているものです。つまり、まず重要なのはコミュニケーションや業務遂行という、どんな分野でも当たり前に必要なものだということです。

そういえば星新一氏の『古代の秘宝』は、古代人が書き残した長命の秘密を苦労して解明したら「早寝早起き、腹八分」だったというオチでした。人間とは当たり前のことを当たり前に行うことができないものなのでしょうか。

(A面へ)

<今日の一唱>
星新一『古代の秘宝』

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