第1408回 強盗提灯と免疫グロブリン

珈琲の湯気で眼鏡の染み拭う。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

ITの仕事をしていると周囲から「難しそう」とか「自分とは別世界」などの反応を受けることがよくあるのですが、自分としては意外心外勘違いな思いです。ITが難しいなら営業も経理も物理学も経営学も音楽教師も飲食業もみんなみんな難しい世界なのだし、むしろどこかに簡単な世界などあるのか、という話です。

これはITが特殊なのか、それとも人は自分が属する分野と異なる世界には隔絶を感じるものなのか。もしITに特殊なイメージが蔓延っているのだとしたら、これはメディアか世論の風潮あるいは思い込みでしょう。これだけ世の中がITと共存共生共鳴している状態で、ITが特殊なものという見方はおかしく、どちらかといえば今や非ITの方が特殊になりつつあるはずです。自分の中に先入観や偏見がないかどうか、イメージの断捨離をしてみるとよいのかもしれません。

そういえば、推理小説のどんでん返しが快感なのは思い込みを外される失墜感なのでしょうか。とすれば思い込みとは人の頭に巣食う塵芥のようなものでもあり、人は様々な思い込みと戦いながら共存していくのでしょうか。ちなみに特に印象に残っているどんでん返しは『ロートレック荘事件』です。

(A面へ)

<今日の一覆>
筒井康隆『ロートレック荘事件』

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