第1403回 水利権とリカード理論

春眠にまだ早けれどいぎたなく。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

自分はダメだと思ったり、自分はイケてると思う時、頭の中に別の誰かがいるようです。その人を基準に自分を比較して負けたとか勝ったと判断しているのです。自分の中に好敵手のような存在を持つのは悪いことではないのかもしれませんが、自分勝手な思い込みの世界だけで一喜一憂していても虚しいだけであまり意義はなさそうです。勝手に基準にされたそのモデルも迷惑でしょうし、そこから建設的な展開に進むようにも思えません。

どうせ誰かと比べるのなら、自分と自分を比べてみてはどうか。昨日の自分と今日の自分。朝の自分と夜の自分。食事する自分と読書する自分。仕事中の自分とプライベートの自分。自分自身により磨きをかけていきたいのであればその方が有意義かもしれません。

そういえば宮本武蔵も「けふはきのふの我にかち」とまず言っていますね。相手が自分なのであれば、たとえ負けたとしても勝った相手も自分なのだから、かつての自分を取り戻せばよい話です。

(A面へ)

<今日の一唱>
宮本武蔵『五輪書』

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