第108回 エピソード・バッファと奇遇転置

春過ぎて夏来にけらし白妙のブログ書くてふ天の香具山。こんにちは、大島雅己です。

家の本棚に文庫本が数百冊順不同で並んでいるのがずっと気になっていて、今日ついに並べ替えに着手しました。
全体を大きく日本文学、海外文学に分け、それぞれを著者名のかな順、アルファベット順でソートすることにしました。
一度すべての本を棚から下ろして床に並べ、順番を作ってから収め直そうかと考えたのですが、作業が大変そうだし床のスペースもせまいので諦め、そのままの状態で本を入れ替えていくことにしました。

まず日本文学で「あ」の付く著者の本を探し出して、見つかったらそれを一番左上の位置に移動し、元あった本と入れ替えます。入れ替えた本は著者名からだいたい本棚のどの辺の位置になりそうかを想定して仮収めしておきます。次の「あ」を探し、同じようにします。「あ」が一通り揃ったらその中をさらに五十音ソートします。これが済んだら次に「い」に関して同様の作業を行います。これをしばらく続けているうちに効率の悪さに愕然とし、自分の阿呆さ加減に辟易しました。作業の進みが恐ろしく遅い上に見落としによるやり直しが多発するのです。

途中で方針を変更し、未整理の分をすべて床に下ろし、まず「た行」「な行」のように大まかにグルーピングした上で並べ替えをしたのちに棚へ納めるようにしました。こちらの方がずっと早く進みました。

ここでITシステムの作り替えに思いを馳せます。
すでに動いているシステムを全面的に作り替えるような場合、動いているものを直接直していくというやり方もありますが、まずやらない方が身のためでしょう。何かミスがあったり事故が起きたら動いているサービスがダウンしてしまいます。
裏で新しいシステムを別で作っておいて、問題ないことが確認できてから全体を入れ替えるのが普通のやり方です。本棚も同様に考えればよかったのか…。

ついでに、最初の本並べのやり方だと、判断に迷うもの(たとえば共著の本など)が出るたびにルールの見直しが必要になります。最初にきちんと要件を決めておくべきであることも改めて思い知りました。

<今日の本歌>
「小倉百人一首」2番 持統天皇

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