第1291回 藤原有年申文とTRONコード

啄木鳥こつこつ、枯れけやき(北原白秋『五十音』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

安心以上のものが望まれるこの宇宙では、衣食住の問題に於いては少しの加減も許されず、幾久しく計画的に己を見つめることが重要だ。

左を見れば之と寸分たがわぬ世界が広がり、そこで曽孫と共に暮らすことを理想とする。太らせた知識は川に捨て、天を仰いで止まることなく、たとえ奈落の底へ落ちようとも仁義を通して奴らを祢宜に託す、ここは乃木坂だ。

波乱含みの現代と比較して不都合な部分を保ちつつ、末だ美しき武道の女性は毛髪も長く、也有の俳句に由緒を感じ、すべてを与えられながら良くも悪くも利潤を留保しておけば、いずれ礼を尽くすことになり、呂律が回らなくなったとしても和議の為に恵みが遠のくことは无いはずである。

(A面へ)

<今日の一唱>
北原白秋『五十音』

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