第1287回 クアドルプルと横谷宗珉
三日月に地はおぼろ也蕎麦の花(芭蕉)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。
ことあるごとに物事を4分の1にして考えてみます。つまり半分の半分です。半分だけでも激減なのに、さらにまたその半分なのだから、もう爆減です。割合で言えば25パーセント、2割5分です。3割に満たない。クォーターであり、こなからであり、紋章チャージであります。
それほどの小片になってしまえば、やりこなすのも容易いのです。時間ならばすぐに過ぎ去ります。仕事ならば簡単に終わります。距離ならばすぐに到着するでしょう。
それが終わったら、もう一度同じことを繰り返すのもさほど苦労はないでしょう。気がつけば最初の量の半分が終わっていることになります。半分できたなら、もう全体が終わったようなものです。折り返し地点を過ぎたのですから、あとは同じ道のりを戻るだけです。
こんなふうに考えればたいていのことは恐れるに足らず完遂できそうです。
<今日の一唱>
松尾芭蕉の句