第1252回 セシウム周波数とクルアーン

「ワハハハハハ」「ワハハハハハ」(筒井康隆『笑うな』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

誰もが持っているようで、誰も持ってはいない。確実に消えているのに無限にあるように見える。高速で動いているのに止まっているようにも感じる。稼ぐことなどできないが時々稼ぐ必要がある。潰すこともできないのに潰さなければならないこともある。

切れたり、かけたり、割ったり、伸ばしたり、競ったりする。目に見えないけれど人からもらったり人にあげたりする。たいていは来るものだが去ってしまうことも多い。物ではないのに量を持っている。

なくなったり、空いたり、余ったり、足りなかったり、惜しまれたり、流れたりする。何も語らないけれど最終的にあらゆる問題を解決してくれたりする。

まったく時間とは不思議な存在です。

(A面へ)

<今日の一唱>
筒井康隆『笑うな』

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