第1202回 所有権絶対原則とコミッショニング

きょうはイタリー人がマカロニーをいかにして食うかという講義を聞いた(夏目漱石『三四郎』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

なにかを持てば、それを管理することになる。どんなに便利なものでも、どんなに簡易なものでも、どんなに必要なものでも、所持することはそれをケアすることでもある。モノには維持保守が必要なのです。

たとえ使ったあと捨てるにしても、捨てる方法や捨てた後の影響を気にしなければならず、それも維持保守のうちなのです。「持つ」は一過性の動作ではなく、継続する慣習だと捉える方が近いでしょう。

逆に言えば、一時的な衝動や感情で何かを持たない方がよく、服だろうと車だろうとペットだろうと、欲しくなって手に入れようと思ったら、その先の時間軸をどこまで想定できるか頭を捻ってみるがよいでしょう。数カ月先も思い浮かばないようならば、持たない方がよいと判断すべきかもしれません。

(A面へ)

<今日の一唱>
夏目漱石『三四郎』

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