第1183回 ヌクレオカプシドと張殻構造

奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸太夫)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

モノゴトを2軸の掛け合わせでマトリクスにする整理法は一般的ですが、身の回りにある諸問題は4象限で語れないものばかりだと感じています。

「重要/不要」×「緊急/不急」で用事を分けよと言われてもそう簡単に重要度や緊急度をスッパリきれいに二分できないことの方が多い気がしますし、日本酒の味を「淡麗/濃厚」×「芳香/軽妙」などと分けようとしても自分の好きなあの酒がどこに当て嵌まるのか疑問なのです。

こういったフレームワークとか定型フォーマットは物事をカテゴライズするのにとても便利である一方で、微妙で複雑な要素を無理やり既存の枠に押し込むことができる意味で扱いは要注意だとつくづく感じます。

役立つツールを使いこなすためには使わない方法も知っておく必要があるのかもしれません。

(A面へ)

<今日の一唱>
猿丸太夫『古今集』秋上215

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