第1130回 季節遷座とプロプライエタリ

針供養子が子を連れて来てゐたる(安住敦)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

何につけても、買った途端に古びるものだなあとよく感じます。最新パソコンはあっという間に旧型となり、アプリもソフトもすぐに旧バージョンになり、家電も車も気がつけば型落ちし、流行語はバズワードを経て死語となるのです。

全くもって落ち着かないしついていくのもウンザリなのですが、これを嘆いても詮無いことで、逆にいつまでも同じ状態で済むものなど世の中にあり得ないと割り切った方がよいでしょう。

劣化が進化を起こし、退廃が発展を呼び、衰弱が強化を求め、腐食が昇華を促し、枯渇が止揚に繋がり、既成が革命を欲し、紋切が独創を要するのでしょう。人間の言動も思考も存在も同じく、常に更新が必要で、バージョンアップが求められ、式年遷宮を実施するべきなのです。

(A面へ)

<今日の一唱>
安住敦の句

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