第1102回 ヘルダー連続性とワラスグリ

お前と同じだ。俺も仕事でここにいる(横山秀夫『64』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅生です。

箱根山、駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人、捨てた草鞋を拾う人、そのまたイグサを染める人、染料色素をつくる人、そのまたカラーを決める人、コーディネイトの偉い人、そのまた資格をあげる人、これから取得を目指す人、そのまた支援に励む人、そのシステムを作る人、その設計書を起こす人、その妥当性を判断する人、プログラムを書く人、広報をする人、飲み物を差し入れる人、経理の調整をする人、税金の支払いをする人。

もうキリがないので止めますが、この連鎖はどこまでも永久に繋がります。どこを取ってみても独立して機能しているものはありません。どこで何がどう繋がっているのか、そこに意識も繋ぎながら、自分を回し、相手を回し、社会を回し、世界を回すことが理想の生き方です。

(A面へ)

<今日の一唱>
横山秀夫『64』

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