第1004回 故意ある道具とヴィシー体制

「このパピルスの船がポプラの樹に別れを告げてコハク色した運河を流れ始める前には十五人の少年が乗つてゐたのだ」(野田秀樹『野獣降臨』)。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

人が自分一人だけでやれることなどあるのでせうか。どんな行為であつてもたいていの場合はどこかで誰かしらに何らかの協力を仰いでゐるものです。

たとへばこのブログは私が一人で書いてゐるやうでありながら、これまでの経験や知識からネタを案出してゐるわけですから、数多くの書物や音楽や落語や映画などに頼つてゐますし、使つてゐるパソコンや諸道具も多くの人々の支援があつてのものです。サーバーやドメインの管理だつて業者さんにお願ひしてゐますし、辞書や辞典のお世話にならなければまともな文章は書けません。それどころか、この言葉も単語も、文字すらさへも、自分の力で創り出したものではありません。

このやうにたかがブログ一つ書くことだつて数えきれない人々のコラボレーションによつて成り立つてゐると言へます。ですから何をするにも誰かとの共同作業なのであり、どこから何をお借りして自分と相手をどう生かせばよいかといふことを常に意識するやうにしてゐます。

IT現場でも、一人でできることなどありません。すべての仕事について、どんなコラボレーションを繰り広げるかを考へませう。

(A面へ)

<今日の一唱>
野田秀樹『野獣降臨』

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