第982回 ファルサリアと名所江戸百景

梓弓おして春雨けふふりぬあすさへふらば若菜システム。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

雨が降つたりしたら却つて草摘みには不都合ではないかと思ふのですが、さうではない、ほんのりと春雨を浴びたあとにこそ恵み豊かな春草が育つのだといふことでせうか。

雨が嫌いなのでついつい邪険に扱つてしまふのですが、雨がなければ水は循環せず大地は潤いをなくし動植物は育たず道灌様も誕生せず、世界は成り立たなかつたでせう。雨があるから晴れがあるわけで、さうなればいかに明るく楽しく雨と向き合ふかが大事なことになつてきます。

まさに雨降つて地固まるといふことで、世界がコンフォートゾーンだけだつたら人間は堕落する一方です。運動しない筋肉は衰へ、咀嚼しない顎関節はモノを噛めなくなり、筆を持たなくなれば字を忘れ、戦はない免疫は弱体化するでせう。

IT現場のプロジェクトはたいてい順風満帆に行かないものですし、トラブルは辛いものですが、それをどう乗り越えるか、どう次に活かすかを念頭に置いて前向きに生きたいものです。

(A面へ)

<今日の本歌>
よみ人しらず『古今和歌集』巻第一 春歌上

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