第916回 ゲゼルシャフトと業務委託費

ぶろがースラ且ツ之を五百金ニ買フ。況ンヤ生馬ヲヤ。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

何にいくら金をかけるかはヘタをすると一生を左右するほどの重大事です。それに関する指南書やらセミナーなどが世間に溢れてゐるやうですが、結局のところ自分にとつて価値があると思へるものに金をかけることになるはずであり、それは人によつてまつたく異なるのが当たり前なのだから、他人から指示や助言をもらつてもあまり意味がない、と思つてゐます。

ただしこれは個人ならそれでよいとしても組織となるとさうはいかない。組織にとつての価値が何なのかを合意しなくてはならないし、企業であれば顧客や消費者などのステークホルダーにとつての価値をも考へなければならないはずだからです。

IT現場ではコストの意識が極めて重要ですが、何にどのぐらい投資すべきかは、何にどのぐらい価値を置くのかによつて決まります。システムに大きな価値を置かないのであればITコストは削減した方がよいでせう。

(A面へ)

<今日の本歌>
劉向『戦国策』

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