第911回 アイオーンと豊富逆説

書いていきませうよ、長い果てしないその日その日を、じつと書き通していきませう。こんにちは、スパイラル研究所の大島雅己です。

すぐに消えてしまふものをいつまでもあると思ひたがる。長く続くものを前にすると目先のことばかりに気を取られる。身の回りの資源は必ずいつか枯渇するのにあればあるだけ使ひ果たさうとしてしまふし、先々の管理を考へもせずあらゆるものを囲ひ込まうとする。二日酔いに苦しんでは「もう酒はやめやう」と一時的な誓ひを立て、そのくせ肉体はいつまでも健康であると思ひ込んでしまふ。

少なくともこれらを逆に考へるやうにすれば、もう少しまともな生活を送れるのではないか。抱へ込むものは、今後も付き合つてゆかねばならぬものであり、手に入れたものは、いずれなくなつてしまふものだと覚悟する。さうすれば余計なものを持つ気にもならず、持つたものは大事に扱ふやうになるかもしれません。

IT現場でもこの精神で向かふべきだと思ふのです。一度作つたシステムは作りつぱなしにせず将来を見通した戦略に則る。しかしヒトやモノやカネといつた資源はいつまでも同じではないことを肝に銘じる。もちろん情報もです。

(A面へ)

<今日の本歌>
チェーホフ『ワーニャ伯父さん』

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