第51回 変わり漬けとマクルーハン

とめてくれるなおっかさん、ブログのらせんが巻いている。こんにちは、大島雅己です。

昨日は土井英司氏のセミナーを受講してきました。テーマはエヴァンジェリスト。いつもながらのマシンガントークを堪能し、多くの気づきをいただきました。

セミナーを受けながら、一つテーマとしてピンと来たのが、第35回に書いた「容れ物と中身」というキーワードです。これはコンピュータシステムの構図を端的に言い表すのに使ったフレーズでした。
これがコンピュータシステムだけの話ではなく、自分自身の生き方を左右する重要なファクターとしても考えられるなー、と思い至ったのです。

少しいい方を変えると、「ソフトとハード」「内容と環境」「コンテンツとメディア」などとでもいいましょうか。
前者は「自分が何を持っているか、何ができるか」で、後者は「それを行使する分野、場所」ということです。
今後のビジネスという意味で考えると、「自分が持っているスキル、ノウハウ、ナレッジ」と、「活動するジャンル、拠点、マーケット」という感じですかね。

それぞれの要素は一つではなく、数多く持っているほどよく、それらの組合せによって自分の世界が広げられるわけです。
この2つの軸を常に意識しつつ成長のスパイラルを回していきたいものです。

筒井康隆氏著「カメロイド文部省」の主人公は、地球外惑星の僻地カメロイドに文学も小説もないのをいいことに、そこで作家として一旗揚げようとしますが、うまくいかず目茶苦茶なことになります。これはそもそも本人のスキルも、それを受け入れるべきマーケットも整っていなかったからだ、と解釈しました。

<今日の本歌>
橋本治 東大駒場祭ポスター

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