第41回 対位法とレッドコーダー

ママ、ブランコのらせんが折れちゃったよー。そんなもの折っちゃいけません。こんにちは、大島雅己です。

国際政治関係の勉強会に行ってきました。新聞記者の方のお話を拝聴し、国際情勢についていろいろ考えさせられました。先週の立川志らく氏の舞台を観た時にも思ったのですが、世界全体が平和になるには、どうすればよいのか。人間が集まって集団ができると、どうしても争いが起きてしまうものなのか。

それはまあ人間一人ひとり考え方は違うのだから意見や行動が食い違うことはありましょう。だから家族の中だって、兄弟喧嘩や夫婦喧嘩があってもうなずける。家族でさえそうなんだから、家庭同士の悶着というものも時にはあるかもしれない。であれば町同士が選挙やら何やらをめぐって争うことも、会社同士が権利をめぐって対立するのも不思議ではないか。とすると都道府県の間で景勝地の管理やら何やらの確執があっても致し方ないということか。ましてや、国と国とが対立するのは避けられない…いやいや、そんな結論にしたいのではありません。

分別ある大人なのだから、これは逆に考えなければ。人間一人ひとり考え方が違うからこそ、相手を尊重し合い、協力し合い、補完し合っていくべし、と。そこからよりよいものを生み出していくべし、と。夫婦が力を合わせて素晴らしい家庭を作る。町同士が共同して町おこしイベントを行う。県同士で協賛して大きなプロジェクトを進める。産学連携で新しい商品を生み出す。そして国家間が団結して世界平和を実現させる。シナジーですね。コラボレーションですね。アウフヘーベンですね。ポリフォニーですね。

政府は日本のIT競争力向上に腐心しているようですね。ライバル心は大事かもしれませんが、国家間で共同し合ってより大きな成長を目指した方がいいのでは、と思います。というかIT現場の多くはとっくにそうなっていますよね。

筒井康隆氏の「東海道戦争」は東京と大阪が闘うという小説ですが、これは報道に飢えた大衆とマスコミによって作られた戦争でした。やはり結局は人間の意志の問題だということでしょうか。

<今日の本歌>
大友克洋「童夢」

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