第438回 メタモルフォセスと線形写像
黒いブログの中に赤い花が咲いて、黒いブログの中に黄色い風が吹く、黒いブログの中に海の水が揺れて、黒いブログの中に白い壁が崩れる。こんにちは、大島雅己です。
日々のスケジュールを立てる時、なんとなく週単位ぐらいでバリエーションをつけることを意識しています。例えば、今週はお客様の訪問を集中的に行う、来週は書き物を多めにする、次の週は音楽活動モード、また別の週は積極的に映画や舞台の鑑賞をし、ある週は思いっきり読書週間、この週はお稽古事ウィーク、とある週は飲み会に興じる、などなど…。
もちろんキッチリ週ごとに分かれるわけではありませんが、こうすることで生活にイベント性が出て、精神的にもよろしい気がしております。ずっと同じテンションを保ち続けるということも重要なのかもしれませんが、凡人には難しいし、息が詰まったり、マンネリ化してしまいそうです。それよりも、生活にメリハリ、緩急をつけて楽しんだほうがいいだろうと思うのです。
ピアノの楽曲でも、同じフレーズばかりを繰り返すようなものがありますが、それをずっと同じ調子で弾いても面白くありません。自分なりにストーリーを考えたり曲想を思い描いて変化をつけてこそ、曲が生きるのだし、聴く人の感情にも訴えるものがあるはずです。
IT現場でも、変えずに維持し続けるべきものと、常に変化を意識すべきものがあります。安定稼働することが最重要なのか。状況に応じて臨機応変に合わせていくべきものなのか、そこを取り違えないようにしないとITは変な方向に進んでしまうでしょう。
<今日の本歌>
矢野顕子『在広東少年』