第375回 トリカヘチャタテと二項定理

きのふ いらつしつてください。きのふの今ごろいらつしつてください。そして昨日のブログをお読みください、わたくしは何時も昨日の中にゐますから。こんにちは、大島雅己です。

世の中にはお手本とすべきもので溢れている。肖りたいもので満ちている。まねた方がよいものがいくらでもある。借りるべきものが充分にある。大昔の先人たちが築いた文化や文明、たくさんの道具や習慣や芸術や言葉、生きていくのにかかせない食料も、言葉も、経済も、調度も、組織も、教育も、すべては歴史上の先達が遺してくれた贈り物です。

だからまあ、自分の力だけで生きていくなどということは実際にはできるわけがないのであって、何をするにもどこかで誰かに頼っていることになるんですな。あとはそれらの入れ替え、取り替え、組み合わせですね。

IT現場でもよく言われる話です。新しいアイディアを生み出さなければと悩む前に、今あるものの入れ替えや取り換えや組み合わせを考えることで、思わぬ打開策が見つかることはよくあります。

マイルス・デイビスはジャズと別の音楽を組み合わせることで、新しいジャズを作り続けましたね。ロックを組み合せたり、クラシックを組み合せたり、ファンクを組み合せたり、ラップを組み合せたりしながら、そうしてそこに新しさが生み出されたということだと思うのです。

<今日の本歌>
室生犀星『昨日いらつしつて下さい』

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