第329回 ヒキリギネと九十八随眠

クシー君はゲルマニウムラヂオを/持っている/そのイヤホーンを耳に/プラグをお尻にさし込んで/望遠鏡を覗けば/遥かならせん星雲のブログが読める!/こんにちは、大島雅己です。

オヤと思ったことは侮れません。人の話を聞いている時、資料を読んでいる時、調査をしている時、回想をしている時などなど、ちょっとした引っかかりがある、素朴な疑問が沸く、何となく気になる、こういう時に、たいてい「ま、いいか」とやり過ごしてしまいがちなのですが、できれば捕まえて掘り下げていくべきだと思うのです。

一瞬で消えてしまうようなものもあるかもしれません。そのしっぽを掴んでずるずると引き出すんです。モヤモヤが解消されるまで追求するのです。こういうことが後々に問題となって現れ、「あの時ちゃんと調べていれば!」と後悔しても遅いのです。この話を脳科学的に解析したいものです。

楽器の練習をしていて、うまくできたと思っていても何となく頭のどこかに引っかかりが生じることがあります。本当に内容を把握した上で演奏できているのかが疑わしいと感じたら、それを徹底的に調べるべきです。できてるから大丈夫だろうと放っておくと、肝心な時に失敗するでしょう。

<今日の本歌>
鴨沢祐仁『クシー君の発明』

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