第8回 松本人志とのび太
親知らずのブロッガーで子供の頃から損ばかりしています。こんにちは、大島雅己です。
Mについての話です。マゾッホのMです。
いつの日か、辛い目に合いながらがんばることが美徳、みたいな公式が身についていました。
誰もがやらないつまらない仕事を率先してやるべし、誰もがいやがるキツイキタナイキケンな仕事を進んでやるべし、うんぬん。
それ以前にも昔から、苦労は勝手でもしろ、とか、苦は楽の種、とか、とにかく若者はまず苦労をしろ、という文化があったような気がします。
ここで思い出すのはドラえもんの「くろうみそ」ですね。
昔は、苦労は買ってでもしろと言われていたもんだ、と、のび太のパパ。この、ひと舐めすれば何をするにも大変な苦労をしなければならなくなるという味噌に率先してチャレンジする話でした。
苦労を恐れず挑戦する精神と、無駄な労力を避け生産性を追求する姿勢、このバランスのとり方に悩むことがあります。
今は苦しみに黙って耐え忍ぶべき局面だと思うこともあるし、ここは効率化を優先して無駄を省くべきだと判断することもあります。場合によりけりですね。
私は毎日、朝一でオフィスに行ってコーヒーメーカーを一通り洗って、新しいコーヒーを作ります。自分が飲むか飲まないかに関係なく儀式のように行っています。特に誰かに頼まれたわけではなく、やりたくてやっているだけなのです。その後は飲みたい人が飲んでくれればいいかと。これなんかは、何のためにやっているのか自分でもよくわかりません。もはや習慣になってしまって、やらないと落ち着かないレベルになっています。
苦労をあえて受け入れ、常態化させ、自分のものにしてしまうという型化。何かのスキルを身に着けたいというような場合もこのやり方が使えるとよいのかも?
このブログもそうなるように日々更新しています。
<今日の本歌>
夏目漱石「坊ちゃん」